本を読まない
いつも髪を切りに行くところではスポーツ系の雑誌を用意してもらっているが、その中でもNumberが個人的に気に入っている。
理由は、指導者やプレイヤーたちの哲学が中心にまとめられているから。
取材される方は総じて読書家の方が多い気がする。
今回読んだ号は嫌われる勇気、アドラー心理学という視点でまとめられたものだった。
日本人はリーダーシップという点で弱い傾向があり、主張しない。
しかしそうではない人達もいる。
そんな人たちはどんな哲学をもっているのかという点をアドラー心理学と比較すると、非常に整合的であると。
僕は本をあまり読まない(漫画は読む)。あえて読まないという訳ではなく積極的には読もうと思わない。
だから自身の考えを何かと比較してこうであるみたいな主張はできない。
人生経験的に知っているが、読書家は博識でやはりすごい。
その衝撃は高校時代の読者感想文で味わった。僕の後ろに座っている女子の読者感想文をよんでなんだこれは!と衝撃を受けたのを良く覚えている。
視点が深く、多角的でエレガントな言葉が並んでいた。明らかに教員でも太刀打ちできない代物だった。
そんな感想文はやはり全国で表彰された。
僕の本を読まないという生き方は文章の稚拙さという形で論文を書くことに影響を及ぼしている。
結構深刻な悩みである。